葬儀・葬式の事
さいたま市で葬儀までの安置場所はどう選ぶ?費用と選び方を解説
病院や施設で大切なご家族が亡くなられたあと、多くのご家族が最初に迷われるのが「葬儀までどこで故人様にお休みいただくか」という点です。さいたま市では、ご自宅、葬儀社や民営施設の安置室、浦和斎場などの公営施設といった選択肢があり、それぞれに向いている場面が異なります。
費用の安さだけで選ぶと、面会時間や搬送回数の面で「思っていたのと違った」と感じることも少なくありません。この記事では、初めて葬儀に関わる方が安心して判断できるよう、それぞれの特徴と選び方の目安をやさしく整理します。
さいたま市で葬儀までの安置場所は主に3つから選べる
ご遺体を葬儀までお預かりする場所を「安置場所」と呼びます。
さいたま市周辺で選ばれることが多いのは、次の3つです。それぞれ費用感や面会のしやすさが違うため、まずは全体像を比べておくと判断がしやすくなります。
| 安置場所 | 向いているご家族 | 主な費用の目安 |
|---|---|---|
| ご自宅 | 自宅で最後の時間を過ごしたい方 | 搬送費・ドライアイス代など |
| 葬儀社・民営の安置室 | 住宅事情で自宅が難しい方 | 1日5,000円〜15,000円ほど |
| 浦和斎場などの公営施設 | 費用を抑えたい・移動を減らしたい方 | 1体1日540円(市内)/1,080円(市外) |
民営の安置室の料金はあくまで目安で、施設や含まれるサービスの内容によって変わります。公営施設は費用を抑えやすい一方で、空き状況によって利用可否が変わる点にも注意が必要です。
病院や施設からの搬送依頼で慌てないための準備
病院の霊安室は、長時間お預かりする場所ではありません。退院手続きと並行して、比較的短い時間のうちに次の搬送先を決めるよう案内されることが一般的です。
このような場合は、24時間対応の葬儀社に連絡し、寝台車でのお迎えを依頼します。葬儀の形式や式場がまだ決まっていない段階でも、まず「安置場所の相談」だけを行うことは可能です。急なことで気持ちが追いつかないときは、次の情報を先に整理しておくと相談がスムーズになります。
- 故人様がいらっしゃる病院や施設の名前
- お迎えを希望するおよその時間
- ご自宅への安置ができる住宅環境かどうか
- ご家族が面会を希望するか
- 葬儀を行いたい地域(さいたま市内か、川越市など市外か)
- すでに依頼している葬儀社があるか
搬送を依頼する前には、搬送費、安置料、ドライアイス代、深夜・早朝の割増料金の有無も確認しておくと安心です。金額の目安をあらかじめ聞いておくと、複数の葬儀社を比べるときにも判断がしやすくなります。
さいたま市で選べる主な安置場所と特徴
1.ご自宅で安置する場合
ご自宅は、故人様が長く暮らした場所でご家族とゆっくり過ごせることが大きな特徴です。時間を気にせず付き添うことができ、親しい方にも落ち着いてお別れしていただけます。
一方で、安置に向いている部屋があるか、寝台車からお部屋まで安全にお連れできる動線があるかの確認は必要です。集合住宅の場合は、廊下やエレベーターの広さ、管理規約への配慮も欠かせません。夏だけでなく冬も暖房で室温が上がりやすいため、ドライアイスなどによる保冷管理が必要になります。
「部屋が狭い」「階段が急」「近隣の目が気になる」といった事情がある場合は、無理に自宅安置を選ばなくても大丈夫です。ご家族の負担が大きくならないことも大切な判断材料です。
2.葬儀社・民営施設の安置室を利用する場合
住宅事情やご家族の負担を考えて、自宅ではなく民営の安置施設を利用する方が近年増えています。温度管理された部屋でお預かりするため、毎日ご家族が保冷状態を確認する負担を減らせるのが特徴です。
さいたま市周辺では、安置料の目安として1日あたり5,000円〜15,000円程度がひとつの相場です。ただし施設によって条件は異なるため、次の点をあらかじめ確認すると安心です。
- 面会できる時間帯と、事前予約の要否
- ご家族が付き添える部屋があるか
- 故人様に直接触れてお別れができるか
- 安置料にドライアイスなどの保冷費用が含まれるか
- 葬儀までに別の式場へ搬送し直す必要があるか
「24時間受け入れ」と案内されていても、必ずしも「24時間いつでも面会できる」という意味ではありません。深夜の搬送を受け付けている施設でも、面会は日中のみ、事前予約制という場合があります。面会を大切にしたいご家族は、料金だけでなく、面会方法の細かな条件までご確認いただくと安心です。
3.浦和斎場など公営施設を利用する場合
さいたま市には、火葬場と葬祭場を備えた浦和斎場があり、ご遺体を一時的にお預かりする霊安室も設けられています。桜区下大久保にあり、葬儀と火葬を同じ敷地内で行える点が大きな特徴です。
浦和斎場の公式案内では、霊安室の使用料は次のとおり公表されています。
| 項目 | 市内居住者 | 市外居住者 |
|---|---|---|
| 霊安室(1体1日あたり) | 540円 | 1,080円 |
市内・市外の区分は、故人様または祭祀を主宰する方(喪主にあたる方)の住所によって扱われます。1日に満たない部分は1日として切り上げて計算されるため、日数の数え方も事前に確認しておくと安心です。
公営施設は費用を抑えやすい一方で、空きがなければ利用できません。また、施設使用料とは別に、搬送、棺、ドライアイス、葬儀の施行費用などがかかります。さいたま市の公式案内でも、搬送や葬儀全般の運営は市では行わないと明記されています。「霊安室が1日540円だから葬儀全体も安い」とは限らないため、最終的には葬儀費用を含めた総額で比べることが大切です。
安置場所を選ぶときに家族で確認したい4つのポイント
安置場所選びに迷ったときは、次の4つの視点で希望を整理すると判断がしやすくなります。
ポイント1:故人様を一度自宅へ連れて帰りたいか
故人様が帰宅を希望されていた場合や、ご家族が自宅で過ごす時間を大切にしたい場合は、自宅安置が候補になります。住宅事情で難しい場合には、民営施設で面会時間を長めに確保する方法もあります。
ポイント2:葬儀まで何回、何人で面会したいか
施設によって、面会の回数や時間帯が限られる場合があります。川越市・川口市・所沢市など、離れた地域から親族が来られる予定がある場合は、「いつ、何人まで面会できるか」を早めに確認しておくと安心です。
ポイント3:葬儀まで何日かかりそうか
さいたま市周辺では、時期によって火葬場の予約が混み合い、葬儀まで数日待つケースもあります。一般的に、安置期間が長くなるほど、安置料やドライアイス代が積み上がる可能性があります。見積もりを確認する際は、プランに含まれる安置日数と、延長した場合の1日あたりの追加料金の両方を確認しましょう。
ポイント4:搬送回数を減らせるか
病院から安置施設、安置施設から式場、式場から火葬場と移動が増えると、そのぶん搬送費もかかります。安置室と式場、火葬場が同じ施設内または近隣にある場合、ご家族の移動負担を抑えやすくなります。浦和斎場のように葬祭場と火葬場が併設された施設は、この面で選ばれることが多いです。
さいたま市の葬儀費用の目安と変わる要素
安置場所を検討する際は、葬儀全体の費用の目安も一緒に把握しておくと判断がしやすくなります。さいたま市周辺の葬儀形式ごとの一般的な費用の目安は、次のとおりです。
| 葬儀形式 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 火葬式 | 18万円ほど | 通夜・告別式を行わず、火葬のみで見送る形式 |
| 一日葬 | 50万円ほど | 通夜を省き、告別式と火葬を1日で行う形式 |
| 家族葬 | 37万円ほど | 家族や近しい方だけで通夜と告別式を行う形式 |
| 一般葬(二日葬) | 60万円ほど | 通夜と告別式を分けて行う従来型の形式 |
同じ「家族葬」でも、参列人数や祭壇・料理・返礼品の内容によって総額は大きく変わります。金額を比べるときは、プランに含まれる項目と、含まれない項目(追加費用)の両方を確認することが大切です。葬儀費用は、主に次のような要素で変動します。
- 参列される方の人数
- 葬儀形式(火葬式・一日葬・家族葬など)
- 式場の利用料
- 火葬料(市内居住か市外居住かで金額が異なる)
- 安置日数と保冷にかかる費用
- 料理や返礼品の有無
- 宗教者へのお礼(お布施など)
- 搬送距離
「さいたまのお葬式」では、埼玉県内の公営斎場と民間斎場のどちらにも対応しており、ご家族の希望や予算に合わせて無理のないご提案を心がけています。事前相談の段階で、こうした費用の内訳をご一緒に整理することも可能です。
安置先をすぐ決められないときは「仮安置」の相談も
突然のお別れでは、ご家族全員の希望をその日のうちにまとめきれないこともあります。その場合は、まず受け入れ可能な施設に故人様をお連れし、気持ちが落ち着いてから葬儀形式や式場をゆっくり相談する方法もあります。これを「仮安置」と呼ぶことがあります。
ただし、あとから別の安置先へ移すと、そのぶんの搬送費が追加される場合があります。仮安置を依頼するときは、次の点を確認しておくと安心です。
- 安置後に別の場所へ移した場合、いくらの追加費用がかかるか
- 安置だけを依頼した段階でも、葬儀社を比較検討し直せるか
- キャンセルする場合の条件や費用
さいたま市の安置場所に関するよくある質問
Q.深夜や早朝でも病院に迎えに来てもらえますか?
A.24時間対応の葬儀社であれば、深夜や早朝でも搬送の相談が可能です。ただし、時間帯によって割増料金が発生する場合があるため、依頼時に一度確認していただくと安心です。「さいたまのお葬式」でも24時間365日、急な搬送のご相談を受け付けています。
Q.自宅安置のとき、仏壇がなくても大丈夫ですか?
A.仏壇がなくても問題ありません。故人様をお休みいただける場所を整え、必要に応じて枕元にお線香や花などを飾る「枕飾り」を用意します。宗教・宗派が決まっていない場合や、無宗教でのお見送りを希望する場合も相談できます。
Q.浦和斎場は自分で予約しなければなりませんか?
A.個人での予約も可能ですが、棺の用意、搬送、葬儀の進行などはさいたま市では行っていません。そのため、葬儀社を通じて手配するのが一般的です。予約状況によっては希望の日程で利用できないこともあるため、公営施設を希望される場合は早めに葬儀社へお伝えいただくと安心です。
Q.安置だけ依頼して、葬儀内容は後から決めることはできますか?
A.対応している葬儀社もあります。ただし、安置を依頼した時点で葬儀契約まで進むのか、安置のみでの利用ができるのかは会社ごとに扱いが異なります。書面に署名する前に、契約の範囲とキャンセルの条件をご確認いただくと安心です。
さいたま市で安置場所に迷ったら早めのご相談を
安置場所には、ご自宅・民営施設・公営施設のそれぞれに異なる良さがあります。大切なのは費用の安さだけでなく、「どのように故人様と過ごしたいか」「ご家族に無理がないか」を落ち着いて考えることです。
「さいたまのお葬式」は、さいたま市・川越市・ふじみ野市などを中心に、事前相談から葬儀後の手続きまで一貫してご相談いただけます。ご自宅、民営の安置施設、浦和斎場をはじめとする公営施設の違いをご説明し、ご家族の希望や状況に合わせたご案内をいたします。分からないことがあれば、まずは早めの相談をご検討いただくと安心です。
※掲載している料金は執筆時点の情報および目安です。施設の利用条件、空き状況、プラン内容、追加費用については、ご依頼前に必ず最新の情報をご確認ください。